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迷える28歳

2016.12.21

こんにちは。R-STORE『ハンサム』浅井です。

最近40歳になった。まあ、これといって感慨深いってこともなかったわけだが、「不惑」という言葉にはなかなか痺れる。迷ってらんねーな、と。いや、でも違う。俺はもう迷え無い。迷うことすらできない。それを社会が許さないのだ。

それとは別に、最近27,28歳くらいの人から相談を受けることが多い。彼らは一様に悩ましい表情で話しかけてくる。「今後どうしたら良いんですかね?」「私にこの仕事は向いてるんでしょうか?」。

自分の27歳と言えばイデーに入社して3年目。大卒同期の連中はバリバリと大企業で仕事をしていて、顔を合わせると「休むヒマがないからお金がたまってしまう」「使うヒマがない」なんて話を聞かされ、なんだか羨ましい。かたや自分はベンチャーで、薄給で、忙しく、使うヒマはないはずなんだけどお金も貯まらない。仕事も面白いのか何なのか。デザインをやってみたかったはずが営業やってるし、家具を売る仕事したかったわけでもないんだけどなー・・・なんて思いながらも見積もりつくったり、営業に回ったりで毎日10時から夜中1時まで働く。自分が何者かもわからず、でも一応静岡県下で一番の進学校を出て、公立大学に現役で合格して、大学院まで行って、でも俺いま何やってんだろうって悩む。親にカネ出してもらって、大学まで出してもらって、こんなんでいいのかよって。PCに向かって転職サイトで適正年収を調べてみると、今の給料よりは多い。「そうだよな、何と言っても俺だもんな」なんて思って自尊心をギリギリ保つ。だったら転職すればいいのに、まあまあ楽しいこの生活を手放す勇気もない悶々とした日々。

たぶん、27,28歳という年齢は可能性の宝庫なのだ。選択肢が多すぎる。仕事も少しわかってきて、石の上にも三年居続けたし、ひょっとして他の仕事をしていたらもっと良い人生になるのかもしれない。でも、それを確信できるほどの自信もないから、決断はできないけど、でも自分には無限の可能性があるとまだ信じていられるし、現に転職先も無限に見つかる。だからこそ悩む。そういう年代なのだ。

その時代に転職という大きな決断をしてみる。それも良いだろう。居続けるという決断をしてみる。それも良いだろう。悩み続ける。それも良い。だってそれこそが自分の人生だから。転職したやつは眩しく見えるけど、変わらないでいることは変化することより難しいってどっかのコピーライターが言ってたから転職しなくたって安心していい。どう決断したって自分の人生だ。他人から言われて決めたなら必ず後悔するから、自分で決断する。それができればどんな決断でも良い。

そして転機は目に見えないかたちで誰にでも公平に訪れる。30歳になったら転職市場での価値がなくなってくると言われ、35歳になったら転職はもう無理だと言われる。そう、自分の前に続く道は勝手に細く狭くなっていく。自分が望むと望まざるに関わらず、細くなっていく。つまり無限に思えた自分の可能性がどんどん狭まっていく。転機は人知れずやってきているのだ。

だから焦らずにそのときを待てば良いのだと思う。気づいたら自分の可能性は限りなく絞られている。ネガティブな話ではない。そのとき手元に残っているものこそが自分が人生をかけてやるべきことなのだと思うのだ。

ただ、可能性が絞られて、自分のやるべきことが定まったときに、自分に残された武器が竹槍なのか、刀なのか、機関銃なのか、その違いは出る。竹槍じゃやっぱりその後の人生心もとない。機関銃だったら結構安心かも。大砲ならもっと安心かもしれない。その武器が何であるかを決めるのは、その時までに自分が目の前の仕事にかけてきた熱量だと思う。

だから、迷うのは当然だし、大いに迷えば良いと思う。40歳を迎えた自分はもう迷えない。迷う意味がない。迷ったところで、社会は俺40歳の迷いをうけとめてくれないから。だから迷うことは27,8歳の特権なのだ。大いに迷って判断すべきだ。ただ判断したならば、目の前のことには全力で取り組んだ方がいい。判断できなくて、迷い続けても目の前のことから逃げず手を抜かない方がいい。それが自分の将来の武器を決めるからだ。

 

浅井

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