R-STOREが選んだ、ひとくせR人達の新しいBLOGコミュニティーサイト。隙間時間にでも、ゆる〜くお楽しみください。

レンガを積む。 PART2

2017.06.21

こんにちは。R-STORE『ハンサム』浅井です。

昔読んだドラッカーの本でレンガを積む3人の職人の話があった。

3人に「何をしているのか」と聞くと一人は「レンガを積んでいる」と答え、一人は「壁をつくっている」と答え、一人は「教会をつくっている」と答えたという話だ。無論、「教会をつくっている」と答えられるような人を育てることがマネジメントであるということだったと記憶している。

一方で、世の中に目を向けると「レンガを積む」こと自体が嫌になってしまっている人を多く見受けるように思う。その人に言わせると「僕がやりたいことはレンガを積むことじゃなくて教会をつくることなんです」ということだったり、「私にレンガ積みは合っていないと思う」ということだったり「いつまでレンガを詰めばよいのですか?」ということだったりする。自分にフィットする仕事を探したり、自分のやりたいことを明確にしたり、自分の人生を逆算して今の自分を相対的に眺め焦燥感を持つことはとても重要なことだと思う。そのような気持ちになる人に対して、明確な理由や道筋を示してあげ、やる気を引き出す手伝いをしてあげることができれば、とても貴重な人材になるわけで、なるほどレンガ積みの例えは、やはりマネジメントの本質をついていると思う。

しかし、その反面「レンガ積みは俺の適性じゃない」と思っている人が、本質的なマネジメントに出会えるかどうかは運次第だ。素晴らしいポテンシャルを持っている人が素晴らしい指導者に出会えるかどうかはわからない。そこは運だ。人との出会いなど運以外にない。つまりダイヤの原石が、ただ磨かれることを待っているだけであれば、ダイヤとして光り輝く可能性を運に任せていることになる。素晴らしいマネジメントに出会うことを待っているだけの状態は非常に不安であろう。だからこそ、自分で磨く必要がある。原石のままいるよりも、ちょっとでも輝けば目にとまる可能性が高まるからだ。原石のまま「待ち」を決め込んでいる人は、たくさんのチャンスを逃しているので、考えを改めることをオススメしたい。

また僕が思うのは、原石を磨く方法は一つだけしかない。レンガ(=目の前のタスク)をサボらずに積むことだけだと思う。イチローも素振りをするし、カズもリフティングをする。彼らにとってはレンガ積みだろう。僕はスポーツも仕事も、もっと言えば、職種も何もかも関係なく、レンガをサボらずに積めない人に成功はないと思っている。「いや、レンガ積みじゃない、自分のやりたいことで起業するから良い」という人もいるかもしれないけど、起業した職種でもレンガ積みに相当するものは必ずある。レンガ積みからは誰も逃れられない。

もし自分が教会の建築を依頼する立場なら、レンガを積める人と、レンガを積んだこともないのにさも教会をつくることができるように言う人と、どちらを信用するだろうか。レンガを積めることは、社会人として最も大事な「信用」を勝ち取るための前提条件とも言えると思う。

つまり与えられた仕事とちゃんと向き合い、サボらずにつまりレンガを積むことができることは、どの職業についても必ず必要なことで、言い換えれば非常に汎用性の高いスキルなのである。

最近我が社にも4名の新入社員が入社し、今後も継続的な採用を計画している。若い人も増えている。そういった人たちには、まずはサボらずに目の前のレンガを積むことを期待したい。そのスキルが絶対に自分の財産になるからだ。

そして欲を言えば、ちょっと独創的なレンガの積み方や、誰よりもきれいに早くレンガを積む方法を編み出してほしい。それを編み出せたなら、それが自分の強みになる。

これは僕が仕事をしていく上で、常々大事にしていることである。

浅井

OTHER ARTICLES

PAGE TOP