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判断が仕事になる時代の終焉。

2018.11.08

こんにちは。R-STORE『ハンサム』浅井です。

先日お腹の調子を崩して(もともとすぐに下痢になる)、医者にかかったところ、食生活などを詳細にヒアリングされ、「週5日外食で飲酒の量も相当です」と答えたところ、「外食とお酒を少し控えましょう」とのこと。その通りなのでしょうが、「外食してお酒をたくさん飲みたい」という僕の意思を真っ向から否定され、残念に思ったわけです。自分でもなんとなく外食とお酒が原因な気はしていながらも、それをやめたくないので医者にいったわけですが、医者にも前述の通り取り付く島もなく、自分の欲求のやり場に困る最近なのです。

以前友人から同じようなことを聞きました。腰痛持ちのスケーターである彼が整形外科にいったところ「スケートボードをやめたら治る」と言われたとのこと。彼は「スケートボードやりたいから医者に行ったのによ!」と憤っておりました。たぶん彼もスケボーが腰に悪いことはわかっていたはずです。でも、救いを求めて医者に行っても、取り付く島もなかった、と。

多くの人が「そりゃ、週5日の外食や、腰痛時のスケボーはやめた方がよいでしょ」と考えると思います。正論です。しかしただ正論を伝え、その欲求を否定するだけなら、医者じゃなくグーグル様でもできると思うのです。そこを医者という人間がやる意味はどこにあるのか。AIに病状を判断させ処方箋が自動的に発行される時代が来るとしたら正論だけを伝える医者の価値はどこにあるのか。考えさせられる出来事でした。

おそらく「ジャッジメントが仕事になる時代の終焉」が近づいています。自分の知識を総動員させ「判断を下す」こと自体はAI時代には無価値になるでしょう。健康状態の診断、判例の参照、企業状態の診断。これらは今までであれば、医師、弁護士、会計士が多くの経験と知識をもとに司ってきたアンタッチャブルな領域でしたが、AIの方が早く、正確に判断することができます。

では、そのような時代の医師や、弁護士や会計士に何が求められるのでしょう?おそらく一つの答えは、もっと当事者に寄り添うことでしょう。その状況を判断するだけでなく、「理解」し「共感」し、欲求と我慢の折り合いをつけながらより高次な解決法を「提案」してあげることは、やはり生身の人間でなければできないことではないでしょうか?僕も前述の医師に「わかる。お酒やめられないよねー。」という一言をもらっていたら、まったく心象が変わっていたと思うし、納得感も高まったように思います。

何もこれは医師、弁護士、会計士に限ったことではなく、我々不動産屋にも当てはまる話です。「高円寺で5万で風呂トイレ別の30平米、築5年未満なんてないよ!」ってだけではなく、なぜそのような希望を持つに至ったのか、その背景を理解し、共感し、そして折り合いをつけながら、良り高度な提案を行っていく。そのようにして顧客満足は高まっていくのではないでしょうか。

そして、当該医者に対する不満から、このようなブログを書いている私自身はというと、ほんの少しお酒を控えて、指定された薬を飲んでいるだけで、だいぶ調子が良いということは書き添えておきます。そう、医者は答えを知ってるんですよね。それが正しい。でもその結論に至るプロセスが大事だという話でした。

淺井

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