残雪ブックエンド
2016.02.19
大雪が降った次の日。道路から塀に寄せられたあの残雪が、ブックエンドになりました。塀の形そのままに垂直に切り立った断面はもちろん、やけくそ気味に積まれ、子供のキックでボコボコになったあのディテールを完全再現。(初出2014年2月)
ブックエンドも既に色々とユニークな商品が実際に売られています。某アメコミヒーローが本を支えていたり、動物が本の影から覗いているようにみえるものだったり。
同様に本棚も、ソファと合体していたり斜めになっていたりと、面白いアイデアのものが多いです。グーグルなんかで「ユニーク ブックエンド」「ユニーク 本棚」で画像検索すれば面白いものがこれでもかと見ることができます。
しかし大切なのはもちろんプロダクトそのものの魅力だと思いますが、「どんな本を選んで写真を撮るか」も重要だなあとも思います。
今回うちで作ったものもやはり、デザイン事務所らしくデザイン関連の本を使用しています。その中でも手前のものは、特に気を使っている跡が見えます。やはりこういうのは、装丁のしっかりしたもので洋書の方が印象良いのでしょうか。
これってつまりは、商品自体を魅力的に見せるというよりも、「商品のあるワンランク上のちょっといい暮らし」を感じてもらう方が重要とも言えるのかも知れませんね。残雪ブックエンドでワンランク上の暮らしが送れるのかは分かりませんが。