高校を卒業するときに記念樹として裏庭に植えた梨の木が数年前から実を付け始めている。1年ごとにその数を増やし、今では、10個ほどの梨の実を実らせる。それが毎年この季節のひとつの楽しみになっている。
植えたのは高校卒業のときだから今から20年も前のこと。
特別手を入れたわけでもないのにこうやって大きな木になって立派な実を実らせるのだから生命力というのは偉大で感動する。
どんどん成長をしていく生命もあれば、この世から消えてなくってしまう生命もある。残念ながらこの木をいっしょに植えた、親父は数年前に亡くなってしまった。
今年も一番大きな実を親父の仏壇にあげるとしよう。