縁側という文化
2017.09.30
僕が子供の頃、どのうちにも「縁側」というものがあって、近所のおっちゃんやおばちゃんたちが集まって、おしゃべりしたり、お茶をしたり、持ち寄ったトマトやきゅうりなんかをその場で塩をつけて食べたりしていた。
縁側をウィキペディアで調べてみると
日本の和風家屋の独特の構造で、家の建物の縁(へり)部分に張り出して設けられた板敷き状の通路である。 庭等外部から直接屋内に上がる用途ももつ。 欧風建築では、ベランダ、ポーチといったものが意匠的には似通っている。
縁側は外の空間なので、家に上がるまでもなく、ちょこっと寄っていってコミュニケーションをとるのに最適な場所だった。リアルなフェイスブックといった感じで、ご近所の近況や情報を共有する場であった。
そんな縁側をハイロック流に解釈して作ったのが上の写真のスペースだ。スケボーのスライドレールに見立てたベンチに座りコーヒーを飲んだり、おしゃべりしたり。友人たちや近所の人たちが遊びに来てくれる。スマホの画面を覗いているよりも断然リアルで楽しいコミュニケーションの場所となった。昔あった日本特有の文化を思い出し、今風にアレンジしていくのがとても楽しい。