人生は山登りのようだ
2016.07.31
友人に誘われて山登りに行ってきた。
西沢渓谷という山梨にある川沿いを歩くコースで、友人からは初級と言われていたけれども自分には中級くらいに感じられた。
必要最低限のものをバックパックに詰めて約2時間かけて山頂を目指す。途中あまりのつらさに心が折れそうになる。足元ばかりを見つめ、周りをまったく見なくなる。そのことにハッと気づく自分がいてまた顔を上げて登り出す。そんなことを何度か繰り返していると辛いと感じているときほど周りの景色が美しいことに気づく。辛い思いをすればするほど美しい景色が待っている。
どうにか山頂にたどり着いて、ガスストーブで湯を沸かしコンビニで買ったカップラーメンと具の何も入っていない塩むすびを食べる。ここ最近食べたどんな高級な料理よりも美味しく感じられた。
山登りはまったく人生のようだ。
近道をすれば急な上り坂。遠回りをすれば緩やかだけど時間がかかる。迷うこともあるし、さぼることもある、疲れたら休めばいい。だけど一歩ずつ歩を進めれば必ず山頂にたどり着く。