『ワレワレハエアホンヤダ!』第6回
この表紙、カッコイイ・・・
そんな理由で店主は、近所の古本屋さんで1冊の本を手に取った。
『ワレワレハエアホンヤダ!』から!
裏表紙の本の説明を見る・・・ちょっと面白そう・・・
目次を見る・・・あんまり知ってる人いないな・・・
そんなことを考えながらぱらぱらページをめくり、ある見出しにハッとした。
「野球公用語としての関西弁の衰退」
店主の実家はスポーツ屋なので、本が大好きだけどそれでも、スポーツに関する言葉にはつい反応してしまうクセがある。今回もその感覚で読み始めたのだが・・・
野球が大衆化したのは、京都で高校野球が発生し、そこから関西の民間人に普及されたことに所以する。そしてそれゆえ野球界では関西弁が主流となったのだそうだ。
その事例として「ストライクゾーンのど真ん中」の「ど真ん中」や「少し高め」を意味する「ちょい高め」の「ちょい」は関西弁だし、「根性」という関西でよく使われる言葉が、高校野球の現場でも広く使われるようになった、と・・・
なんじゃこりゃ!面白い!
この他にも、レストランでのおかしい日本語の使い方を指摘したり、「させていただく」なんて言葉は慇懃無礼だという方がいたり(!)・・・まだ読み始めだけれどこの本、とても良い出会いなんじゃなイカ!?
・・・・・・・・・・・・
そんな出会いを与えてくれた「リズム&ブックス」さんは、小田急線・代々木八幡駅から徒歩3分ほど、大通り沿いの角のビル1階で営業している。
お店のキャッチコピーは「ヘンテコリンな古本とキノコのお店」。お店に1歩足を踏み入れれば、そのヘンテコリン具合にすぐさま夢中になれます。
■『最新日本語読本』
新潮編集部編 新潮社 (絶版)
(著者:大岡信、森毅、丸谷才一、井上ひさし、谷川俊太郎、マーク・ピーターセンなど)
■リズム&ブックス
東京都渋谷区富ヶ谷1-9-15 星ビル1階
12:00〜22:00、土日祝〜20:00
http://rhythm-books.com/
https://twitter.com/Rhythm_Books