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『ワレワレハエアホンヤダ!』第14回

2015.10.31

待ちに待った京都出張!
バックパッカーのようなどでかいバックパックを背負って、
コロコロカートを引きずって、さらにいか文庫トート大に荷物を詰め込んで・・・
降り立ったのは「長岡京駅」

ワレワレハエアホンヤダ!!!

ワレワレ

 

駅前すぐにある「バンビオ」というビルの2階にある本屋さん、
「恵文社バンビオ店」の扉を開けると、何度か訪れたことのある「恵文社一乗寺店」の空気と、町の本屋さんの空気が入り交じった、初めて感じる空気感が漂っていました。

あまりにも大荷物だったので店長にビビられながらも、早速フェアの飾り付けを開始します。
店内にBGMは流れておらず、ただただ静寂。お店には音楽が流れてた方がいいなとずっと思っていたけれど、いや、無いのもすごく落ち着いて店内を巡れるなぁ・・・と思い直す居心地の良さがありました。

・・・できた!

フェアの設営を終えると外はもう夜。
しまったと思いながらも、仕事中もずっと気になっていた本棚を見て回るのだけはどうか許して・・・と自分に自分で話しかけつつ、手に取ったのがこの本。

『本が多すぎる』

そのタイトルと表紙のイラストがたまらなく好みだったんです。

酒井順子さんの本を読むのは初めてだったけれど、バイトちゃんが「面白いですよ」と言っていたのできっと私も好きなはず。
帰りの電車でさっそくページをめくります。

酒井さんが読んだ本について日記形式で書き綴ったこの本は、読んでいる本に別の本のことが書いてあったので次はそれを読んで・・・と、「芋づる式に読みたい本が現れる時の嬉しさ」が溢れる1冊です。

ちょっとずつちょっとずつ書かれているので、気軽にひらくことができるこの本。
意外と厚みもあるのでまだ読み終えるには時間がかかりそうですが、そのちょびっとずつ読み進めるのも読書の楽しみの1つ。気長に気楽に読んで行こうと思います。

あ、あと、酒井さんの言葉のセンスが個人的にたまらないです。
向田邦子さん、小林聡美さんが好きな人ならきっと好きです。共感したいです。

★恵文社バンビオ店さんでのフェア「イカした装丁が好き!」は、11月8日まで開催中です!京都駅から電車で11分の近さなので、ぜひぜひお待ちしております!

★京都ではその他にも各所でいか文庫フェア開催中です。
詳しくは特設サイトをご覧ください!
http://www.ikabunko.com/fair/kyoto.html

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■『本が多すぎる』
酒井順子(著)
文春文庫

■恵文社バンビオ店

〒617-0833
京都府長岡京市神足2-2-1 バンビオ2番館 2F(JR京都線 長岡京駅前)
TEL: 075-952-3421
http://www.keibunsha-bambio.com/html/page13.html

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