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『ワレワレハエアホンヤダ!』第23回

2016.05.30

最近のブームは「婚活」、店主です。
ワレワレハエアホンヤダ!

けど、フツウのことも考えてるんダ!

そんなだから手に取ってしまったのでしょうか、この2つの短編。
いや。そんなことはきっとなくて、それよりも、この初めて手にする「文鳥文庫」に、心が浮いたからです。

「四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」村上春樹
「初恋」尾崎翠

上の2つを含めた、現在16冊出版されている「文鳥文庫」は、「長くても16ページしかない、短くも、深く、面白い名作文学を集めた文庫」
「文鳥社」さんという会社の面白い取り組みの1つです。

どの作家の本を読もうかと迷って、でも1冊まるまる読むのはちょっと気が引けるから、じゃあまずは短編から読んでみようかな…とか。
長編だと読む時間があんまりないんだよね。だから、通勤中にちょっと、休憩時間にちょっと、待ち合わせに早くついた時にちょっと…とか。
そんな、ちょっとだけ本を読みたいって時に、そしてそんな気持ちの人に、この文鳥文庫が良いと思うんです。

その上、シンプルで、でも細かくこだわりのあるデザインが素敵なところも、いい…。

……なんて考えながら「文鳥文庫」をめくっていたら、文鳥社の方から連絡が!そしてお会いすることに!

ご本人たちから「文鳥文庫」への熱い想いを聞いて、さらにその魅力をじーんと受け取った私、いか文庫店主。
文鳥文庫との巡り会いのような、素敵な殿方との出会いがありそうな気がしてきた……!
(それとこれとは別な話じゃない?ってバイトちゃんの声が聞こえてきたような気もするけど)

というわけで今回は、文鳥社さんとの記念写真、名付けて「いか文鳥」でお届けしました!

<追記>
いか文庫が先日までフェアを開催していた「文禄堂」さんのロゴやブックカバーのデザイン、「BOOKROUTE」さんのロゴデザインも、文鳥社さんが手掛けたのだそう!どおりで…!
ワレワレ201605=======================

文鳥文庫
http://bunchosha.com/buncho_bunko

第一弾 8冊セット
001『走れメロス』 太宰治
002『注文の多い料理店』 宮沢賢治
003『白』 芥川龍之介
004『変な音』 夏目漱石
005『堕落論』坂口安吾
006『檸檬』 梶井基次郎
007『手袋を買いに』 新美南吉
008『高瀬舟』 森鴎外
1200円(税別)

第二弾「ふたり」 8冊セット
009 『刺青』谷崎潤一郎
010 『雪もち』幸田文
011 『四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』村上春樹
012 『雨のなかの噴水』三島由紀夫
013 『初恋』尾崎翠
014 『メリイクリスマス』太宰治
015 『賢者の贈り物』オー・ヘンリー 柴田元幸=訳
016 『バッタと鈴虫』川端康成
1200円(税別)

◎一編ずつのバラ売り(150円+税)もあります。

文鳥社
http://bunchosha.com/

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