『ワレワレハエアホンヤダ』第48回
UFO・・・じゃなくて、飛行機に乗って九州は宮崎に上陸!
ワレワレハエアホンヤダ!!
店主です。
ちょっと時間が経ってしまいましたが、昨年12月の初めに、宮崎出張に行って来ました。
(バイトちゃんはお留守番)
宮崎に移住した、以前東京で何度かお仕事をしたことがある方にお呼ばれした今回の出張、
空港は何度来ても緊張するのは何故なのかしら?と、
ドキドキしながら搭乗手続きをして、飛行機に乗り込みました・・・
と、言いたいところなのですが、ここでまずやらかしました。
お仕事の”POPのワークショップ”で使うからと用意した「カッター」と「ハサミ」を、
堂々と機内に持ち込もうとしちゃったんですね。しかも複数。そりゃ捕まります。
やっと事なきを得て、ようやっと乗り込んだ飛行機は、
何だかとっても快適でした。(心底ホッとしたからかも)
無事、宮崎に到着して、お仕事もこなし、
新しくて楽しい出会いに心が踊り、
1時間ごと、いや、1分ごとにどんどん好きなる宮崎の街と人たち。
その日のうちに、「また絶対来よう!宮崎!」
そう思えるまでに魅了されました。
(その日は本当に寝るのが惜しい!って思ってしまって、
いつまでもダラダラと夜更かししました)
そして翌日は、お待ちかねのワンデイフリーターイム!
前日のお仕事をくれた方とはまた別の、東京で知り合い、最近宮崎にUターンした友人に
まる1日、宮崎案内をしてもらいました。
宮崎に来るのは実は2回目だったのだけれど、観光をするのは初めて。
海辺に広がる「鬼の洗濯岩」に恐れおののき(ほんとうに鬼がいそうなんですけど)、
青島神社でバイトちゃんの幸せと健康を祈念し(おみくじも引いた)、
道の駅にある「えびソフトクリーム」に動揺し(食べてはいません)、
歴史あるレトロな建造物、宮崎県庁に、地元山形の県庁を重ね合わせ・・・
最終目的地である、本屋さんに向かいました。
その本屋さんの名前は、「KIMAMA BOOKS(キママブックス)」さん。
宮崎県庁の近くにある、古本と、リトルプレスを主にあつかう本屋さんです。
笑顔がとても素敵な店主のクドウさんは、デザインやイラストのお仕事もしていて、
お店が事務所も兼ねているのだそうですが・・・
その居心地のいいことと言ったら!!
ほんわかあったかい空気に包まれた店内は、
クドウさんが好きなんだろうなぁという本や雑貨も散りばめられていて、
まるで誰かの家に遊びに来たような気持ちにさせられます。
そこに、お客さんや仕事仲間からもらったという、
4周年記念のモビールやリースなども一緒に飾られていて、さらに心が温かくなりました。
きわめつけは、クドウさんの淹れてくれるコーヒー。
こんなおいしいコーヒーが飲める本屋さんだなんて・・・
やっぱり帰りたくない!
そう思わせるほどの、素敵な素敵な本屋さんでした。
(飛行機の時間が迫っていたので実際に滞在した時間は30分も満たなかったのが、
ほんとうに悔やまれます・・・)
何か1つ記念に買って帰りたい!とウロウロして、
初めて見た「がま口タイプのブックカバー」に気持ちを取られながらも
最後に手にしたものは、やっぱり本。
それを、今回はご紹介します。
アーノルド・ローベルの絵本、『どろんここぶた』です。
がまくんとかえるくんのお話『ふたりはともだち』でその名を知られている、
アーノルド・ロベールの本の中でも、この表紙の可愛さに勝るものはない気がします。
(個人的には今まで『とうさんおはなしして』だった一番を、これが更新しました。)
タイトルの通り、泥が大好きなこぶたが主人公のこの物語。
飼い主に泥を片付けられてしまったことに怒ったこぶたが、
行き着いた都会で見つけた泥にしずんで気持ちよく過ごしていたら、
実はそれは泥じゃなくて・・・
可愛いだけじゃなくドキドキする展開も待ち受けている、大人も子供も楽しめる1冊です。
新刊でもまだ販売しているので、ぜひ本屋さんで手にとってみてくださいませ。
それにしても、宮崎出張ほんとうに楽しかった!!
また宮崎の方々にお会いできるように、今年もがんばるんだから!と、誓った店主でした。
>ちなみに今回のお土産は・・・?
九州しょうゆと、九州しょうゆ味のおせんべい、
そして行ってから知ったのですが、宮崎には有名な栗の産地もあるそうで、
そこで作られた栗甘納豆と、栗を加工するときに鍋にくっつく「栗のおこげ」。
ホクホクが止まらないよ!宮崎!
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KIMAMA BOOKS(キママブックス)
880-0803 宮崎県 宮崎市旭1丁目3-12
http://kimamabooks.com/
『どろんここぶた』
アーノルド・ロベール(作)岸田衿子(訳)
文化出版局
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