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『ワレワレハエアホンヤダ!』第4回

2015.04.18

それは、じゃあそろそろおいとましようかしら、と思った瞬間に起こりました。
そう、目に飛び込んで来たという表現がまさにふさわしい。
映画『銀河鉄道の夜』のパンフレットが!ババーーーーン!と!


 

いか文庫はその日、久しぶりの関西出張で大阪の街を巡っていました。
その一番最後に訪れたのがここ「駒鳥文庫」さん。
映画の書籍を主に扱う古書店で、店主の村上さんは実は、いか文庫の大阪支店長でもあります。

店内に入って右手は、映画にまつわる古書がぶわっと壁一面に並ぶ書棚。そして至る所に古い映写機やカメラも飾られ、それらを眺めているだけでも映画を見る時のワクワクを感じられる様な雰囲気です。アニメの「コマ撮り」に由来する店名にちなんだ「鳥」雑貨もたくさん見つけられます。

カウンターでは、その日の店主の気分で選んだ映画が流れ、昔のイタリア映画によく登場する「ナポレターナ」でドリップされたコーヒーをいただくこともできるのですが、支店長が丁寧に淹れてくれるコーヒーの美味しいこと!しばし時の流れるのを忘れ、気が付けば会話も止まり、コーヒーを味わいながら映画に見入っているワレワレがいました。

そしてそこで出会ったのが、私店主が大好きでたまらない、
映画『銀河鉄道の夜』のパンフレットでした。

ワレワレ(元のサイズ)

漫画家ますむら・ひろしが猫を主人公に描く、宮澤賢治の『銀河鉄道の夜』。原作自体は言わずもがな有名ですが、この1985年に公開された映画もテレビで何度となく放映され、多くの方の記憶に残っているであろう作品です。
私自身子供の頃に何度か見て、その後大人になってから、監督・杉井ギサブロー、脚本・別役実、音楽・細野晴臣、タイトルデザイン・羽良多平吉だということを知り、改めて鳥肌を立てた映画でもあります。

そんな、原作より先に映画に魅せられた私には、
これはいつか手に入れ無ければならなかった1冊だ!と、興奮せずにはいられませんでした。

映画の制作スタッフ気分で脚立にのぼり撮影した記念写真がこちら。
「カーット!」の気分で叫びました。
「ワレワレハエアホンヤダ!」


 

■映画『銀河鉄道の夜』パンフレット(古書)
発行:東宝 出版・商品販促室

■映画『銀河鉄道の夜』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=RyOJx_ILaYo

■駒鳥文庫
大阪市北区天神橋1-14-11天神ビル101号室
http://komadori-books.jp/

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